「あっ、今笑った!」赤ちゃんのふとした笑顔に、心が温かくなる瞬間。それは親子のコミュニケーションの始まりの合図かもしれません。

育児の中で、「この反応は正常なの?」「ほかの子より言葉の発達が遅いかも…」と、ふと不安になることはありませんか?

赤ちゃんの発達には一人ひとり個性があり、月齢とともに少しずつ変化していくコミュニケーションの力を知っておくことが、ママやパパの安心にも繋がります。

この記事では、赤ちゃんの月齢別コミュニケーション発達の目安と、親としてどのように関わっていくと良いか、具体的な5つのポイントをご紹介します。

スキンシップの大切さや、毎日の声かけのヒントなど、赤ちゃんとの絆を深める方法を知って、育児の不安を少しでも安心に変えていきましょう。

赤ちゃんのコミュニケーション発達段階とは?

赤ちゃんは生まれたその瞬間から、泣き声や表情、体の動きで、自分の気持ちや「こうしてほしい」という欲求を一生懸命伝えようとしています。

このコミュニケーション能力は、脳の発達と深く関わりながら、月齢を重ねるごとに豊かになっていきます。

言葉以前のコミュニケーション能力

言葉を話せない赤ちゃんも、泣くことで不快感や要求を伝え、笑顔や視線で喜びや興味を表現します。

授乳やミルクの時間も、目を合わせたり表情を読み取ったりする大切なコミュニケーションの機会です。

赤ちゃんの微笑みは他者との初めての積極的な交流手段であり、周囲との関係性を広げていく第一歩となります。

赤ちゃんのコミュニケーションにおける個人差について

発達のペースには個人差があり、必ずしも育児書のとおりに進むわけではありません。

早くから声を出して反応するのが好きな子もいれば、静かに周りを観察するのが好きな子もいます。

大切なのは、他の子と比べるのではなく、わが子のペースを尊重しながら、その子に合った心地よい刺激や関わりを提供してあげることです。

【月齢別】赤ちゃんのコミュニケーション発達の特徴

生後0~2ヶ月:泣くことで感情を伝える

生まれたばかりの赤ちゃんは、主に泣くことで「お腹がすいた」「眠い」といった欲求や不快感を伝えます。

心地よいか、不快か、といった生理的な感覚が表現の中心で、周りの音や声も感じ取っています。

唇や舌を動かして音を出すこともありますが、まだ意図的な発声ではありません。

この時期には「生理的微笑」といって、眠っている時などににこっと笑うような表情が見られますが、これはまだ反射的なものです。

生後2~3ヶ月:クーイング(あー、うー)と微笑み

「あー」「うー」といった、母音のような優しい声を出す「クーイング」が始まる時期です。

赤ちゃんが、人に対して意図的に笑いかける「社会的微笑み」も見せるようになります。

あやすとニコッと笑い返すようになり、親としては嬉しい変化ですね。

人の声かけに反応して、口や喉の発達に伴って声を出すようになります。

ママやパパが話しかけると、声を出したり笑顔を見せたりと、やりとりが少しずつはっきりしてきます。

生後4~6ヶ月:喃語(ばばば、など)と感情表現

「ばばば」「まんまん」など、母音と子音を組み合わせたいくつかの音節からなる「喃語(なんご)」を発するようになります。

唇を使ったり、舌と歯茎の間で音を出したりする練習をしているようです。

あやされると嬉しそうに声を出したりと、身近な人とのコミュニケーションがより豊かになります。

嬉しい、びっくりした、嫌だ、といった感情も、表情や声で分かりやすく示すようになります。

生後7~10ヶ月:指差しと人見知り

ママ以外の人に会うと不安そうな顔をしたり泣いたりする「人見知り」や、自分の気持ちが芽生え、声を出して要求や主張をするようになります。

興味があるものを見つけると、指をさして伝えようとすることも。これは自分の意思を伝えようとするコミュニケーションの始まりです。

声の強弱や高低など、喃語にもバリエーションが出てきて、10ヶ月頃には「まんま」「ぱぱ」のような、意味のある言葉につながっていく子もいます。

ママと一緒に同じものを見る「共同注意」も発達し、「あそこにワンワンがいるね」といったやりとりで世界を共有する楽しさを感じ始めます。

1歳頃:一語文で意思表示

「ワンワン」「ブーブー」など、理解できる言葉が増え、「まんま(ご飯)」のように意味を持つ言葉(一語文)を話し始めます。

自分の名前を呼ばれると振り向いたり、欲しいものを指さしと声で伝えようとしたりします。

周りの人の言葉や仕草をよく聞いて見ていて、真似をするようにもなります。

大人の言うことも少しずつ理解が進み、「ちょうだい」などの簡単な指示に応じられることもあります。

1歳半~2歳:二語文でコミュニケーション

言葉で自分の要求を伝えられるようになる時期です。

「いや」「うん」「もっと」など、自分の気持ちを簡単な言葉で表現することも増えてきます。

「ママ、だっこ」「ワンワン、いた」のように、単語を二つ組み合わせた「二語文」で、身近な人とコミュニケーションをとろうとします。

大人からの簡単な質問に言葉で答えられるようになる子もいます。

知っている言葉の数がぐっと増え、日常でよく使う物の名前などをどんどん覚えていきます。

赤ちゃんとの絆を深める5つの関わり方ポイント

赤ちゃんのコミュニケーション能力を育み、親子の絆をより深めるために、毎日の生活の中でできる5つの関わり方のポイントをご紹介します。

ポイント1:目を見て声かけ・応答する

目を見て話しかけることで信頼関係が深まります。赤ちゃんの目を見て、優しく話しかけてあげましょう。

赤ちゃんが「あー」「うー」と声を出したり、手足を動かしたりして何かを伝えようとしたら、「なあに?」「そうなのね」と笑顔で応えてあげることが大切です。

「応答的なやりとり」が、赤ちゃんの脳の発達を促し、「ママはちゃんと見てくれている」という安心感と、コミュニケーションの楽しさの土台を築きます。

ポイント2:赤ちゃんの興味に合わせた言葉がけ

赤ちゃんが何に興味を示しているのか、その視線や指差しに注目してみましょう。

「ワンワンがいるね」「赤いボールだね」と、赤ちゃんが見ているものについて言葉を添えてあげると、言葉への興味や理解が自然に深まります。

ママも同じものに関心を向けていることが伝わると、共感的なコミュニケーションが生まれます。

常に先回りして言葉を与えるのではなく、赤ちゃんの反応を少し待ってあげるゆとりも大切です。

ポイント3:絵本の読み聞かせと音楽遊び

絵本の読み聞かせは、言葉の世界を広げる素敵な時間です。

カラフルな絵と言葉を結びつけながら繰り返し楽しむことで、言葉が記憶に残りやすくなります。

手遊び歌やわらべうたなどの音楽遊びも、心地よいリズムと言葉に触れる良い機会です。

親子で一緒に歌ったり体を動かしたりする時間は、親子の楽しいふれあいのひとときになるでしょう。

ポイント4:日常の動作を言葉で説明する習慣

おむつ替えやお着がえ、お風呂、お散歩の準備など、毎日の生活の中での動作を言葉で伝えてみましょう。

「おむつ替えようね、きれいにするよ」「お外に行くから、靴を履こうね」など、何気ないことでも言葉にしてあげることで、赤ちゃんは言葉と行動を結びつけて覚えていきます。

難しい言葉ではなく、シンプルで分かりやすい言葉で話しかけるのがポイントです。

ポイント5:表情豊かに会話する工夫

赤ちゃんは、言葉そのものだけでなく、ママの表情や声のトーン、身振り手振りからも多くのことを感じ取っています。

にっこり笑ったり、驚いた顔をしたり、声色を変えたりと、少し意識して表情豊かに話しかけてみましょう。

赤ちゃんの注意を引きつけ、コミュニケーションの楽しさが伝わりやすくなります。

赤ちゃんが出す声や表情を真似してみるのも、「あなたの気持ち、わかってるよ」というメッセージになり、喜んでくれるかもしれません。

スキンシップで促す赤ちゃんのコミュニケーション能力

肌と肌が触れ合うスキンシップは、言葉がなくても赤ちゃんの心を満たす、温かいコミュニケーションです。

スキンケアを通じたコミュニケーション

お風呂上がりなど、毎日のスキンケアタイムは、赤ちゃんとじっくり向き合える大切な時間です。

赤ちゃんがリラックスしているこのタイミングで、「気持ちいいね」「きれいになろうね」など優しく話しかけながらクリームを塗ってあげると、その心地よさが赤ちゃんの心と体に良い体験として刻まれていくでしょう。

ベビーマッサージもおすすめです。ママの優しい手で触れられることで、赤ちゃんは安心感を覚え、親子の信頼関係が深まります。

マッサージをしながら語りかけたり、目を見つめ合ったりすることも、言葉にならない大切なコミュニケーションの時間になります。

赤ちゃんが少しぐずっている時や、寝る前のリラックスしたい時などに取り入れるのも良いですね。

スキンケアの際には、「あんよにクリームぬりぬり」「お腹にもぬりぬり」など、体の部位の名前を言いながら触れてあげると、自分の体を意識したり、言葉を覚えたりする良いきっかけにもなります。

CARE・TE・A スキンクリームで親子の絆を深めるスキンケア

ケアテア スキンクリーム

赤ちゃんのデリケートな肌に毎日使うものだからこそ、スキンケアアイテムは品質にこだわりたいもの。

親子で一緒に安心して使える高品質な製品を選ぶのもおすすめです。

「CARE・TE・A スキンクリーム」は、皮膚科・美容皮膚科の現場を知る看護師が、自身の経験をもとに開発したこだわりのスキンクリームで、赤ちゃんから大人まで、家族みんなで使えるのが嬉しいポイントです。

このクリームの特徴は、特許技術「三相乳化法」を採用していること。

これにより、肌への刺激が気になることもある合成界面活性剤を使わずに、水分と油分を安定して乳化させています。

ワセリンが持つ高い保湿力と肌を保護する効果はそのままに、塗った後のベタつきを抑えた、さらっとした使用感も嬉しい特徴です。

赤ちゃんの繊細な肌を優しく守りながら、家事などで乾燥しがちなママの手もしっとりケア。

ママも一緒に使えるから、毎日のスキンケアが、より自然で温かい親子のコミュニケーションの時間になります。

「ママとおんなじクリームだね」「つるつる気持ちいいかな?」などと話しかけながら、優しいタッチで触れ合うひとときを大切にしませんか。

ケアテア スキンクリーム
50g ¥2,904 (税込)

看護師が監修したプロ仕様のハンドクリーム。
保湿の大切さを理解している看護師がワセリンベースのハンドクリームをプロデュース。
肌に刺激があると言われる合成界面活性剤や防腐剤を使用せず、肌への優しさを追求しました。
赤ちゃんから敏感肌の方まで安心してお使いいただけます。


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まとめ:赤ちゃんの笑顔とコミュニケーションを育む親の役割

赤ちゃんのコミュニケーションは、産まれたその瞬間から始まっています。

泣き声や表情など、赤ちゃんが一生懸命送るサインを受け止め、応えてあげることが大切です。

この記事でご紹介したように、月齢ごとの発達の目安を知り、赤ちゃんの興味に合わせた関わり方や温かいスキンシップを取り入れることで、コミュニケーション能力は豊かに育まれます。

発達のペースは一人ひとり違います。他の子と比べて焦ったり、心配しすぎたりする必要はありません。

わが子のペースを尊重し、日々の小さな成長を喜びながら、赤ちゃんとのコミュニケーションそのものを楽しみましょう。

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この記事の執筆者

aya**(アヤ)
WEBライター兼ハンドメイド作家。中高生2人の娘の母であり、乳幼児期から思春期までの子育ての変化を実感。
様々な分野の記事を執筆する中で、自身の経験も活かしながら、「なるほど!」と読者の心に響く、分かりやすい文章作りを心がけています。

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