鏡を見たときに「何だか疲れた顔してるな」「年齢より老けて見える」と感じることはありませんか?

仕事や家事に忙しい大人女子ほど、顔に疲れが出やすくなってしまうものです。

疲れ顔に見える原因はさまざまで、睡眠不足やストレス、肌のくすみなどが影響しています。

この記事では、疲れ顔を解消するためのスキンケアやマッサージ法、メイクテクニックをご紹介します。

ベースメイクからポイントメイク、時短・お直しメイクまで、詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

疲れ顔に見える原因とは?

疲れ顔とは、身体や肌に溜まった疲れが顔に出てしまい、顔が疲れて見える状態のこと。

疲れ顔の原因には、肌のくすみ、ハリの低下、目の下のクマ、毛穴の開きといった肌トラブルが含まれています。

また、睡眠不足、ストレス、血行不良などの要因が重なることで、知らない間に疲れ顔になってしまいます。

疲れ顔を解消するスキンケア&マッサージ

メイクテクニックの前に、まずは疲れ顔を解消するためのスキンケアやマッサージ方法をご紹介します。

これらを取り入れることで、メイクの仕上がりが大きく変わります。

保湿重視のアイテムでメイクノリUP

メイク前のスキンケアでは、保湿力の高いアイテムを取り入れましょう。

保湿力の高い化粧水や乳液、クリームなどを使用することで、肌の乾燥を防ぎ、うるおいを補給できます。

肌がうるおっている状態だとメイクのノリがアップするので、自然とメイクの持ちもよくなるでしょう。

メイクのよれや崩れが気になる方は、メイク前のスキンケアから見直してみることをおすすめします。

メイク前3分でできる小顔のマッサージ

スキンケアの後は、ほうれい線や二重あごの解消に効果的なマッサージを行いましょう。

ほうれい線解消マッサージ

1.両手をグーで握り、第二関節で頬骨を押し上げる

2.1の動作を3秒間×3回繰り返す。

二重アゴ解消マッサージ

1.指でチョキを作って折り曲げ、人差し指と中指の第二関節であごを挟む

2.息を吐きながら、耳の方向へ指をずらしていく

3.1~2を3回繰り返す

血行を促進する耳・首周りのリンパマッサージ

耳の周りには、耳下腺(じかせん)リンパ節、耳介後(じかいこう)リンパ節などのリンパ節があります。

これらが詰まると顔に老廃物がたまりやすく、むくみやたるみの原因になります。

むくみのないすっきりとしたフェイスラインを作るために、以下のリンパマッサージが効果的です。

1.人さし指と中指をこめかみの少し下において、耳のキワを通りながら上から下へ下ろす

2.耳の手前と耳の後ろをV字を描くように、それぞれ上から下へマッサージする

3.1~2を20回ずつ行う

耳のリンパマッサージは自律神経を整える効果もあるため、ストレス解消やリフレッシュにもつながります。

【ベースメイク編】疲れ顔を解消するメイクテクニック

スキンケアやマッサージで顔を整えたあとは、疲れ顔を解消するためのベースメイクを作りましょう。

ここでは、基本的なテクニックを3つご紹介します。

コントロールカラーを活用する

コントロールカラーは顔全体の印象を変え、ファンデーションの発色をよくしてくれます。

それぞれのカラーの役割は以下のとおりです。

  • イエロー:くすみをや色沈みを軽減し、自然なトーンアップをサポート
  • オレンジ:目の下のクマや茶くすみをカバーし、健康的な印象に
  • グリーン:赤みを抑え、小鼻や頬などのニキビ跡をカバー
  • ピンク:血色感を与え、ツヤのある華やかな印象に
  • パープル:黄色みや赤みを抑え、自然な透明感を演出

疲れ顔におすすめなのは、ピンクのコントロールカラーです。

顔全体をワントーン明るく見せ、自然な血色感を高めてくれるので、健康的で華やかな印象に仕上がります。

また、ピンクは日本人の肌になじみやすい色味なので、肌色を問わず、どなたでも使いやすいカラーです。

保湿力の高いクッションファンデを使う

クッションファンデは水分量が多いため、メイクしながら保湿対策もできるのが特徴です。

肌の水分と油分のバランスを保ってくれるので、崩れにくく、うるおいとツヤのある仕上がりが続きます。

とくに、乾燥によるごわつきでメイクノリが良くないと感じる方や、夕方になると乾燥で肌がシワっぽくなりやすい方におすすめです。

ハイライトで立体感とツヤをプラスする

ハイライトで立体感とツヤをプラスすることで、肌がリフトアップして若々しく見えます。

ハイライトを入れるパーツは「目尻下のほほ骨」「鼻根(びこん)」「あご下」の4箇所です

リキッドタイプのハイライトを指にとり、手の甲でなじませてから、それぞれのパーツに重ねていきます。

また、重ねていく際は、薬指の指先を使い、トントンと小さな楕円形を描くように、広げないのがコツです。

これによって、顔の立体感が引き立って、引き締まって見えます。

【ポイントメイク編】疲れ顔を解消するメイクテクニック

ベースメイクが完了したら、次はポイントメイクを取り入れましょう。

明るいアイカラーや血色感を与えるチーク、ツヤのあるリップを使うことがポイントです。

アイカラーは明るい色を選ぶ

疲れ顔の原因となる目元のくすみを解消するには、明るい色のアイカラーがおすすめです。

とくに、シャンパンゴールドのアイシャドウをアイホールや目の下にのせると、明るく若々しい印象に仕上がります。

また、アイシャドウを塗る前にアイシャドウベースを入れることで、くすみを飛ばして発色がよくなります。

チークで自然な血色感をプラスする

顔に自然な血色をプラスできるチークは、あるのとないのとでは印象が大きく変わります。

チークを入れる位置は、黒目の外側から耳に向かって、ほほの一番高いところにふんわりと入れましょう。

この位置に入れることで、自然な血色感を与え、若々しい印象を作れます。

色味は、ピンク系やコーラル系がよいでしょう。

ブラウン系を入れてしまうと、ほほが削れたように強調されてしまうので注意が必要です。

ツヤ感のあるリップを使用する

ツヤ感のあるリップには保湿成分が含まれていることが多く、ふっくらとした唇を演出してくれます。

ふっくらとしてツヤのある唇が顔全体をイキイキさせ、疲れた印象を和らげてくれるでしょう。

また、リップグロスやバームを重ねると、よりツヤ感を出せますよ。

【時短・お直し編】疲れ顔を解消するメイクテクニック

最後に紹介するのは、時短メイクとお直しテクニックです。

朝、ゆっくりとメイクする時間がない方や、夕方になると汗や皮脂でメイクが崩れてしまう方は、これらのテクニックを活用することで、忙しい日常でも美しいメイクをキープできます。

マルチユースアイテムを活用する

時短メイクには、マルチユースアイテムの活用が効果的です。

例えば、リップとチークの両方に使えるアイテムを選ぶことで、2つのステップを1つにまとめられます。

時間短縮だけでなく、使用するアイテムが減ることでメイクバッグも軽くなり、外出時の持ち運びも楽になります。

また、同じアイテムを使うことで質感が統一されるため、より自然な仕上がりに見せることも可能です。

フェイスパウダーを薄く重ねる

夕方のメイク直しには、フェイスパウダーがおすすめです。

以下の方法でメイクを直していきましょう。

1. ティッシュやあぶらとり紙で、余分な皮脂やファンデーションの崩れをオフする

2.肌のテカリが収まったら、ファンデーションを薄く重ねる

3.Tゾーンや小鼻周りなど、テカリやすい部分には、重点的にファンデーションを重ねる

軽やかで、ふんわりとしたパウダーを選ぶと、よりナチュラルにメイク直しができます。

ポーチに入れておくべきお直しコスメ

メイク道具一式を持ち歩くのは大変なので、以下のアイテムを最低限ポーチに入れておくとよいでしょう。

あぶらとり紙やティッシュ

フェイスパウダー

リップ

あぶらとり紙やティッシュは余分な皮脂を落とすために、フェイスパウダーは肌のテカリを抑えてメイクを長持ちさせるために、リップはとれてしまった色味を補うために使用します。

他にも、ヨレを直すためのスポンジや、保湿のためのミスト化粧水を持っておいてもよいでしょう。

まとめ

疲れ顔に見えると、どうしても気持ちが落ち込んでしまうものです。

しかし、ちょっとしたマッサージやメイクテクニックなど、少しの手間をかけるだけで、見た目も気持ちもぐっと明るくなります。

ご紹介した朝の3分マッサージや、ツヤを仕込むベース、血色感のあるチークやリップなどを実践して、鏡を見るのが楽しみになる元気な顔を目指していきましょう!





この記事の執筆者

なかお ときこ
大学卒業後、オーガニックショップ店員や学校事務を経験し、現在はライターとして活動中。
ヘルシーなライフスタイルをモットーに、休日はヨガやよもぎ蒸しにも通っています。

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