保湿しているのに荒れる?冬の肌疲れと見直したいスキンケア習慣
公開日:2026.1.29
冬になると、ちゃんと保湿しているつもりなのに肌が荒れる、粉を吹く、赤くなる、ファンデが乗らない…。そんな“冬の肌疲れ”を感じたことはありませんか?普段からきっちりとお手入れをしていても、冬の乾燥は手加減してくれません。今回は、保湿しても荒れる原因と、冬に見直したいスキンケア習慣、そして実際に取り入れやすいアイテムまでまとめて紹介します。
目次
冬は“保湿しているのに荒れる”が起こりやすい

冬の肌は厳しい環境にさらされています。屋外は温度も湿度も低く、室内もまた暖房でさらに乾燥し、水分が蒸発しやすくなります。さらに”冷え”で血流が低下し、肌のターンオーバー(新陳代謝)も遅れがちに。弱った肌バリアに、日中の冷たい風やマスクの摩擦が加われば、肌トラブルが一気に進みます。
冬の肌トラブルの特徴は“複合型”。単なる乾燥ではなく、「乾燥」「刺激感」「ごわつき」「赤み」が同時に出やすい状態になります。
これは角層の水分量が減り、脂質構造も乱れて刺激物が入りやすい=バリアが破綻した状態。バリアが破れていると、保湿をしても水分が逃げやすく、逆に化粧水がしみたり、保湿クリームでさえ刺激になることも。
“塗ってるのに荒れる”のはお手入れ不足ではなく、肌の状態が変わっているから。つまり冬は“保湿強化”ではなく“バリア回復”を優先すべき季節です。バリア回復には水分を抱え込むための”脂質材料”を補うステップが欠かせません。
“冬の肌疲れ”サインに気づいている?
冬は肌の小さな変化が現れやすい季節です。朝のスキンケアを終えたばかりなのに頬がすぐにつっぱったり、マスクを外した瞬間にヒリッと刺激を感じたり、化粧水がしみて手が止まることもあります。
メイクの仕上がりにも影響が出やすく、ファンデーションが滑らずに引っかかる、午後になると粉を吹くのにTゾーンだけ皮脂が浮いてくるなど、“乾燥とテカリが共存する状態”が冬にはよく起こります。
見た目は乾燥しているようで、実際には水分を抱え込むための「バリア構造」が弱り、外側からの刺激にも敏感になっている状態です。
「ちゃんと保湿しているのに荒れる」「アイテムを増やしたのに改善しない」と感じる人が多くなるのは、まさにこのバリア低下が背景にあります。
冬の肌は思いのほか繊細で、対処法次第で状態が大きく変わります。
冬は“何を塗るか”より“何を補うか”が大事

冬の肌で大切なのは「何を足すか」ということです。
特に不足しやすいのが、肌のバリアを作るために欠かせない脂質。セラミドやコレステロール、脂肪酸といった成分が角層の中で水分を抱え込み、乾燥から守る役目を担っています。
気温が下がると血行が悪くなり、これらの脂質の再生スピードもゆっくりになってしまいます。同時に皮脂の量も減るため、肌が自力で立て直す力が弱くなるのが冬の特徴です。
よく「乾燥したらオイルで蓋をする」というケアが推されますが、土台の脂質そのものが不足していると油分だけでは追いつかないこともあります。
冬は無理に攻めるより、肌がもともと持っているバリアを立て直す“守る美容”が効果を発揮しやすい季節です。
冬の肌を立て直す保湿ステップ
STEP1:洗いすぎない
まず最初に見直したいのはクレンジング。一見“油”のように思われがちな皮脂は、実は水分を守る役割を持ったバリアの一部です。冬は皮脂分泌がそもそも減るため、削りすぎると回復に時間がかかります。クレンジングの際は摩擦を減らし、洗浄力は目的に合わせて選ぶのが基本。

SHU UEMURA アルティム8∞スブリムビューティクレンジングオイル
450ml ¥14,850
クレンジング力があるのはもちろん、その後のスキンケアが肌に浸透しやすくなるのが感動モノ。

カバーマーク トリートメントクレンジングミルク
200g ¥3,300
洗い上がりがやわらかく、皮脂を奪いすぎない。ミルクタイプなのにクレンジング力はしっかり。
STEP2:速攻保湿(入浴後〜10分以内)
入浴後の肌は一気に水分が蒸発します。
手短にうるおい補給するためには、しっとりタイプのスプレー式化粧水がおすすめ。水分は脂質が働くための前提条件なので、冬でも導入ステップは重要です。

G2CELL アルティミット リバイバル ドローミスト
150ml ¥7,150
さっと吹きかけるだけでもっちり肌へ。肌のバリア機能を高める白キクラゲ効果で速攻美肌。

バイオヒールボ プロバイオダーム3Dリフティングクリームミスト
100ml ¥2,800
水分層とクリーム層でなる二層タイプのローション。よく振ってからデコルテまでしっかり使うとより効果アップ。
STEP3:クリームで角層脂質を補い、バリア機能を整える
スキンケアの仕上げには、角層内の脂質を補うことでバリア機能をサポートすることが重要になります。
冬の肌は水分だけでは心もとないので、クリームの力を借りてバリアの立て直しをサポートしていくイメージです。
脂質系は“重め”と思われがちですが、肌が荒れている時ほど重みはむしろ必要。肌は速攻よりも積み上げで変わるため、冬は攻めより修復に寄せるのが正解です。

Care Ki ナチュラルモイスチュアライジングクリーム
50g ¥1,581
セラミドなど脂質の補填を目的としたタイプで、冬特有のつっぱりや粉吹きに相性が◎。親子で使える使用感なのもママ世代にはうれしい。

ETVOS モイスチャライジングクリーム
30g ¥4,290
ヒト型セラミドで肌なじみがよくふっくらした肌へ。低刺激処方なので冬のゆらぎやすい肌にも使いやすい。
+αで試したいアイテム選び
冬は乾燥が長引くほど肌の回復に時間がかかるため、クリームだけでは心許ないと感じる場面もあります。そんな時に役立つのが“+αの保湿アイテム”。仕上がりや使い方に違いがあるものを上手に組み合わせることで、乾燥が気になるタイミングを逃さずケアできます。

SUQQU グロウイングバーム
18g ¥5,940
乾燥を防ぐだけでなく、ツヤを与えてくれるところが嬉しい。髪にも手にも使えるからバッグの中に入れてどこでも保湿。

HA ワープシートネオ 2シート×10パック
¥3,980
保湿力が高いヒアルロン酸を、ナノレベルにまで小さくして角質層へ届ける美容液。シートタイプだからパーツケアにも◎。

IPSA バリアセラム
50g ¥6,050
お手入れの最後に使う新発想の美容液。冬の乾燥の時期にはぴったりのバリア効果を期待できます。
冬は“生活環境”が肌を壊す

冬の肌トラブルはスキンケアだけで説明できるものではありません。室内は暖房で湿度が下がり、空気自体が水分を奪いやすくなります。オフィスや自宅の席がエアコンの風の通り道になっていると、乾燥はさらに進み、バリアの回復が追いつかなくなることもあります。
睡眠不足や冷え、食事の偏りも肌の代謝に影響し、鉄や亜鉛、タンパク質が不足すると角層の再生が遅くなることが知られています。冬の肌は外側と内側、そして環境の影響が重なるため、普段通りのケアでは追いつかないのは決して不思議なことではありません。
まとめ
冬は乾燥、冷え、暖房、紫外線、栄養、睡眠といったさまざまな要素が重なり、“保湿しているのに荒れる”という違和感につながります。冬の肌を整える鍵は、乾燥を“表面の水分”だけで捉えず、バリア機能と生活環境をセットで見直すこと。スキンケアは量より肌に合った化粧品を選ぶことで、冬の肌疲れは確実に軽くなります。

G2CELL アルティメット リバイバル ドローミスト
150mL ¥7,150
白キクラゲなどの独自成分が豊富に含まれたミスト状乳液。肌のバリアをサポートし弾力を与えます。独自成分以外に椿エキス(500.000ppm)をたっぷりと配合して、肌にツヤと潤いを与えます。
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この記事の執筆者

香沢 さお
薬剤師の資格を持つ美容好きライター。普段からドラッグストアコスメを試すのはもちろん、国内外の美容を求めて旅行に行くことが趣味。